『Philosophy of Science』読書会 2024-06-04
まずは予習の読書メモ
ch. 9: Theory Construction vs. Model Building
Overview
理論のためのモデル vs 理論とはモデルである
理論を 公理系や法則と みなすのは 科学者の活動の実態に合ってない かも知れない。
Theories and Models
公理系という みかたは ポスト実証主義者のもの
公理的方法の難点(前章参照)
部分的な理論の導出が難しい。
用語の意味に不満
公理化
en: axiomization
それでも 公理化には体系的な説明能力がある 様に見える。
単に 科学者の方法では ないだけ。
哲学者は再構築してみせた だけ と言う。
wint.icon それに なんの 意味が…?
“model”の語の つかいかた
数学者の言うモデル
公理系の理論の解釈のこと
(ポスト)実証主義者も同じ
科学者の とは あまり関係ない
model > (ceteris paribus) law
あくまでも暫定理論
科学者の実態に そぐわない。
特に特殊科学では
数学的に形式化された理論しか見てない。
形式言語による記述(= 公理化)は理論の表示で あって、そのもの ではない。ここに混乱がある。 実例
e.g. 生物学、社会科学、経済学
モデル
些末な因果変数を意図的に無視する。
因果変数
en: causal variable
independent variable の因果推論における特殊版
なんなら(別の理論では)実在し なかったり する。
定義上、真である。
とは?wint.icon
by def?
むしろ、興味深いのは、どのシステムについてそれが真であるか、そしてどのような一般的な条件下ではそれが適用されないかです。
少なくとも最善の漸近ではある。
理論とは、モデルによって それなりに満たされる仮説である
wint.icon?
Semantic vs. Syntactic Approaches to Theories and Models
aka. axiomatic accounting
言語表現に依存しない。
真理性にはコミットしてる。
つまり empiricism(経験主義)と理論用語の indispensability(不可欠性)を調和・和解させるの と同じ課題が のこる。
ref. 前章など
cf. 不可欠性論法(数学の哲学)
wint.icon 要は自然種などの存在物を措定してるのが問題なんだろう。プラグマティズムではダメなのか?
いろんな科学者の立場
予測さえ できれば いい
道具主義みたいだけど、名前なんだっけ?wint.icon
考察
結局、実在論が問題になりそう。
不可欠性論法とか
議論
出出し
あらまし
前章の経験主義と変ってるか?
model = ゆる理論 相当
反動的な穏健派っぽい 哲学では よくある話だという。
思い出す
文 paradigm / ideology
e.g. 図表や絵など、化学の構造式など
理解
logic or analogy
形式 vs 非形式かな wint.icon
§Overview
wint
models
万物理論にはロマンを感じなくなっていた。
Aketo's comment:
万物の理論
one theory vs many models
カオスなど以前
要は模型
しん
科学者は 言語にだけ頼っては いない。
論理実証主義者では ない。
Aketo's comment:
演繹が正しい保証は ない。
でも abduction と思えば良い かもしれない。
図や式を出した方がフィードバックが捗る。刺激して予想が出てくる。
いい たたき台だ wint.icon
§Theories and Models
Aketo
理論と世界を同一視できるの?
思考実験: 万物理論の候補
表示は いろいろ あり得る。
e.g. 統計学
人口予測から導入された。
hard science 以外に ひろまった。モデルが浸透した。
強いモデル vs 柔軟なモデル
しん
理解できなかった点
the second problem for …
言語に依存しない程度の話
扱ってるのは抽象的な存在者
proposition
理論のこと
つまづいた
混同の いましめ
数理論理学の世界観とズレてないか?
Aketo's comment:
論理は そもそも言語非依存な はず。
cf. 分析判断
しかし別の星は わからない
暗黙の前提: 自然は人間に非依存な はず。普遍性を仮定してる。
実は ideology
共通項を抽出するのも むずかしい。
社会的に真理性を認められる学問。 robusteness が求められる。
followership は必要 wint.icon
しんの連想
主観や言語から独立してるという観念
意味を共有できる、この極限としての理想化の帰結が理論では?
model は共有できる までしか担保しない。
理論は客観性まで飛びすぎてる。問題だろう。
Aketo:
theory は強い主義だろう。
弱い立場は現実的だろう。
wint
理論とは、モデルによって それなりに満たされる仮説である
とは?
最後の段落(まとめ)
model のメリット
実行力が違うので、べき論になる。
Aketo
理想的な理論だろうと、チェックポイントには使える。
完璧主義だと理論はムリ。
§Semantic vs. Syntactic Approaches to Theories and Models
Aketo
統語論
理論から導出されるモノ
意味論
文や式が指すモノ
直接の寄与はないが、知識を豊かにする。
e.g. Newton
さらなる abduction を生んだ。
豊穣さが ある。
予測以外の価値がある。
モデルも いいじゃん。
でもモデル間に なにか関連性が あってほしい。
広く使われるモデルが ある。
しかしアドホックすぎるのは反対する。
cf. 過学習 wint.icon
wint
事例: Newton 力学のモデルが社会科学のモデルに(良くも悪くも)影響した。
real pattern
実在論
robustness
人間が解けるのはロバストな部分だから自明だろう
low hanging fruits
穏健にしただけで経験主義の問題は消えてない。
Aketo:
穏健にしただけで、二項対立は消えてない。
しん
理論 vs モデル vs 命題 (proposition)
theory construction vs model building
⇔ axiomatic vs model
⇔ syntactic vs semantic
Aketo's comment:
これは哲学における整理整頓論
[Themantic approach] will be (abstract) propositions …
theory = axioms = props
Aketo
model は domain が必ずある。
適用範囲がセット
ただし、最初から明確だったりは しない。
model
独立 → あとから適用範囲を確認する。
抽象的な意味の世界に ある。
Aketo
意味論
ことなる表象・表現でも同じ意味
共通性・統一性
部族の言語
動物のシグナル
別階層での これまでの おさらい
理論主義の方が意味論的
syntactic の方が経験主義的
使い分けが 一番 穏当
演繹なら syntactic
発想なら semantic
自己認識を深められるので評価できる。
ここでの意味は model の抽象的な意味論のこと
現実を指しては いない
Aketo
abduction を ゆたかに したいときに model の意味論を使えば いい
indispensability の文
結局、理論へのコミットメントも必要なのでは?
Aketo
科学哲学者は二者択一したい。
スケルトンは いろいろ
Aketo
学び: 論争に見えて、科学には複数のパースペクティブ・視点がある。
科学哲学者は論争するが、これは整理しようと したため。
感想戦
wint
model でも いいと知れた。
あいかわらず わかならいコト
実在論
意味論
↑ 分からないコトを再確認できた。
しん
アハ体験
一読して わからないことが わかって よかった。
Aketo
一般に本は再読したら変わる。
本が不変で人間の解釈が変わる ← 普遍主義
トヤマ シゲヒコ「本が変わる」
perspective
科学哲学者は いろいろ 言うが、やいのやいのして他者目線がないと人間理解できないだろう。
批判を受けるのが いいだろう。